家が経済的に苦しくても、本人の努力次第で、子どもは学力が伸ばせる。
そう思っている方は多いのではないでしょうか?
しかし、親の環境で子どもの将来が大きく変わってしまうのが現実です。
上記の根拠となるデータ等を取り上げることで、
皆さんが子どもの貧困問題について考えるきっかけにして頂ければと思います。
家庭の社会経済的背景と学力の関係
では、親の収入と子どもの学力テストの関係を見ていきましょう。
世帯収入と子どもの学力の関係【小学6年生】
世帯収入が200万円未満と1500万円以上の子どもの学力テストの成績では、
国語で22.5ポイント、
算数で18.4ポイントの
差があります。
世帯収入と子どもの学力の関係【中学3年生】
同様に、
国語で12.7ポイント、
数学で21.9ポイントの
差があります。
まとめ
この結果から、
世帯収入が低い家庭の子どもは学力テストの成績も低い
という関係が分かります。
つまりは、
世帯収入が低い家庭は、
学校外教育費に掛ける費用が捻出しにくいため、
学力テストの成績が思わしくない
ということも言えます。
家庭の経済格差が学力格差を生んでいるのです。