【あなたを、そしてお子様を、心から応援したい】
はじめに
私たちNPO法人子ども未来は、ひとり親家庭の子どもたちをいろいろな形で応援し続けています。その一つの形が子ども達との面談です。私たちは子ども達との「面談」を最も大切な時間と位置づけています。
なぜ、私たちは面談をそれほどまでに重要視するのでしょうか?
それは、支援の形が「心」と「心」のつながりこそが、未来へ力強く歩み出すための確かな土台になると信じているからです。
このページでは、私たちが面談を通じて実現したい3つのこと、そして実際に面談を体験された親子の生の声をご紹介します。
こども未来が「面談」を大切にする3つの理由
私たちの面談は、子どもとお母さん(またはお父さん)も一緒に行う三者面談です。単なる事務的な報告や成績確認の時間ではありません。それは、親子がお互いを見つめ直し、新たな一歩を踏み出すための「心の調整時間」です。

理由① 普段言えない「心の内」を伝え、気づきあう機会とする
日常の忙しさや環境の変化の中で、親子であっても「本当に思っていること」を伝え合うのは難しいことがあります。私たちは、その橋渡し役を務めます。
子どもとお母さんが、普段お互いに直接言えないことを話すきっかけとします。
「本当は、お母さんにこう言ってほしかったんだ」「実は、こんなことで悩んでいる」
私たちが間に入って、そっと気持ちを伝えます。
「お母さんは、あなたのこんな努力をちゃんと見てるよ」「お子さんは、お母さんに感謝してるんですね」
母にとって、子どもの考えていることに気づける、その逆も。
面談での言葉を通じて、お互いの新たな一面、心の中の深い部分に「気づく」ことができます。
理由② 親子の「答え」を、その心の中から引き出すお手伝い
抱えている悩みや不安に対して、私たちは「これが正解です」と一方的に解決策を提示することはありません。なぜなら、その家族にとっての最善の答えは、ご本人たちの中にあると知っているからです。
子どもとお母さんの悩みや不安を、ただひたすら丁寧にお聴きします。
話を聴くことを通じて、子どもとお母さんご自身が自分の中から答えを見つけ出すためのお手伝いをします。
私たちの役割は「導き出す」こと。話し終えた後に、心が整理され、「あ、そうか」「次に何をすべきかがわかった」と感じていただくことを目指します。
理由③ 「あなたたちだけじゃない」理解者・応援者がいることを知ってもらう
ひとり親家庭を取り巻く環境は、時に厳しく、孤独を感じる瞬間もあるかもしれません。「すべてを一人で頑張らなければ」と追い詰められてしまうお母さんもいます。私たちは、その孤独を打ち破りたいのです。
「私たちは応援しています」という姿勢を全身で伝えます。
面談は、子どもとお母さんにとって、自分たちの理解者であり応援者が近くにいることを肌で感じてもらうための大切な機会です。
あなたたちだけじゃない、私たちNPO法人こども未来やこども未来を支えてくれている人たちが、あなたのそばに立ち、共に歩んでいきます。
このメッセージを伝えることが、精神的な安らぎと、未来への活力になると信じています。
面談を体験された親御さんの声
実際に、こども未来の面談に定期的に来てくださっている皆さまから、貴重な感想をいただきました。皆さまが面談で何を感じ、どのように変化していったのかをご紹介します。

毎学期ごとの「心の成長確認」の時間
面談時には、「今年がんばったこと、来年がんばること」を書いた用紙や、成績表を持参することもありますが、そこで交わされる会話は、決して「数字」に囚われることはありません。
成績や点数の数字にこだわらず、子どもの「努力したところ」「自分で気づいたところ」など、ほんの些細な成長を、つたない子どもの言葉から巧みに拾い上げて認めてくれます。
勉強だけでなく、趣味や友達との交流の話も笑顔で受け止めて頂き、なかなか言葉が出ない子どもにもゆっくりと「待つ」ということをしてくださいます。
先生でも、友達でもない「人生の先輩」
面談を重ねるうちに、子どもたちの心境にも大きな変化が見られます。
数年前、初めて面談に参加した当初は緊張でガチガチだった子ども達も、今では冗談も言えるようになっています。
先生でもなく、友達でも無く、人生の先輩といった関係でしょうか。
面談の帰り道は子どもたちはスキップをしています。
この「スキップ」こそが、面談が成功し、心が満たされた証拠だと私たちは確信しています。たった30分の面談であっても、「受け止めてもらえた」という感覚は、何物にも代えがたい安心感をもたらします。
新しい友人からのメール
最近、ひとり親になったご友人を紹介された方から、こんなメールが届きました。
「面談に行ってきました。 とても素敵な方々で話せて気持ちが安らぎました。 紹介してくれてありがとう!」
精神的に不安になりやすい時期だからこそ、「気持ちが安らぐ」「素敵な方々」という言葉は、私たちの活動の真髄を表していると感じています。
こども未来の面談が親子にもたらすもの

お母さん(またはお父さん)にとってよいこと
安らぎと再出発のエネルギーを
孤独からの解放: 「一人で頑張らなくていい」と心から思えるようになり、精神的な安らぎを得られます。
客観的な視点: 専門家の耳を介して、ご自身のお子様の成長や努力、そしてご自身の頑張りを客観的に見つめ直すことができます。
未来への活力: 面談を通じて心が整理され、「次は何を頑張ろう」という前向きなエネルギーが湧き上がってきます。
子どもにとってよいこと
自己肯定感と未来への自信
「認められた」体験: 些細な努力や気づきを細やかに拾い上げてもらうことで、「自分は価値ある人間だ」という自己肯定感が育まれます。
安心できる居場所: 先生や親とは違う、自分のすべてを受け止めてくれる「人生の先輩」との関係は、心の拠り所となります。
コミュニケーション能力: 安心して話せる環境で、自分の考えや気持ちを言葉にする練習ができ、表現力が向上します。
最後に
多くの一人親家庭が身一つで新しい生活をスタートさせることが少なくありません。特に、精神的に不安になりやすい寒い冬など、私たちはいつも「穏やかな時間」を願っています。
私たちNPO法人こども未来の「寄り添う面談」は、精神的な安定と心の成長に不可欠なものだと信じています。
子どもの未来に、そしてお母さん自身の未来に、私たちが心から伴走させていただきます。
面談を通じて、子どもとお母さん(またはお父さん)が、お互いを深く理解し、前向きな気持ちで新たな一歩を踏み出すことを、私たちは全力で応援し続けます。
まずは、私たちの活動を知ってください。そして、一組でも多くのひとり親家庭に、穏やかな時間が訪れることを願っています。
【NPO法人こども未来】 面談に関するお問い合わせ、ご相談はこちらまでご連絡ください。

