ひとり親日記 シングルマザー 子どもの貧困問題

『ひとり親日記』お米がありません。~ 会員Aさん ~

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夏休みが始まりました。毎年子どものいる家庭では夏休みの食費に悩まされると聞きますが、米不足食品価格高騰などが重なり例年以上に困っている家庭が多いようです。2025年の株式会社帝国データーバンクの調査によると2025年1月から4月までの食品値上げは累計6121品目に達し、1回当たりの値上げ率平均は18%と発表されています。 子ども達が好んで食べる加工食品や菓子類、飲料を中心に、20%を超える大幅な価格引き上げを行う食品が多いという結果が出ており家計圧迫が顕著に進んでいる事が想像できます。

現状を子ども未来の会員Aさんに語って頂きました。

「今までは貧困家庭支援で年に3回ほどお米の支援を頂いていたのですが、昨年下半期あたりからパタッと届かなくなりました。最初は2kg千円ちょっとのお米をちょこちょこ購入していたのですが、米不足で価格が倍となりました。お米が無くなる前から食品の価格高騰が進んでいたので、それにプラスされて食費が大打撃です。

ちょっと前まで買い物の感覚としてはスーパーのかごにちょうど一杯買い物をして5000円を目途にしていました。(ぴったり5000円で喜んでいたこともありました)ところが、最近はかご一杯で8000円程になります。テレビのニュースでも4人家庭の平均的な食費7万円が物価高騰に伴い9万円~10万円に上がったと言っていました。※実際の買い物の写真とレシート。スーパーのかご1杯で7701円。どうあがいても予算オーバーの月2~3万円のお金はひとり親家庭からは出てきません。我が家の場合は工夫としてできるだけ麺類にする、ごはんが必要な和食の時はちょっとずつパックご飯を購入するようにしています。パックご飯は恐らく割高にはなるのですが、今日、お米に2000円出せないのです。
かさ増し用に残り物の「押し麦」や「五穀米」を混ぜてみたのですが子ども達が好まず食べませんでした。

私は持病があり食べれる物は何でも食べないといけないのですが、いつも子どもを優先にしてしまう為、私の口に入らないこともしょっちゅうです。魚も2尾パック4尾パックの物が多いので食費を抑える為に3人家族の私は2尾パックを購入し、子ども達から少しずつ分けてもらうようにしています。

今日のおかずは青梗菜と人参の塩昆布和え、切り干し大根のサラダ、そして鮭でした。最初はパックご飯1つを3人で分ける予定だったのですが、新しい鮭のレシピ(ポン酢焼き)に挑戦した結果、想定外に子ども達のご飯が進んでしまい貴重なごはんがあれよあれよと言うまに無くなってしまいました。本来なら喜ばしいことなのですが、子ども達には、食費で困っている事は、ばれないように接していますが、心ではびくびくとしてしまいます。育ち盛りの子ども達にせめて食事は満足に食べさせてあげたいと思うので副業も視野に入れています。

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