事務局長の本田です、いつも子ども未来の活動を支えて下さり、ありがとうございます!
私達の団体は、寄付者や支援者の皆様のおかげで活動できています。
ご寄付がどう生かされているのかを実感いただけるよう、子ども達の事例をご紹介いたします。
小学1年生で小児ガンを患ったのを機に医師を目指す
当団体でサポートしている小学5年生のお子さんがいます。
その子は小学1年生で小児ガンを患いました。1年半という長い入院生活を乗り越え、無事退院し、今では毎日元気に学校に通えるまで回復しています。
その子は入院中に薬を飲むことに大変苦労したのです。
病院では飲みやすいように顆粒にしてくれていても全く喉を通らないことが幾度もありました。その度ごとにお母さんには叱られながら、無理やりに飲んだということでした。
また、院内学級で学んでいた友だちも病状が悪化してしまい、いなくなっていく子もいたのが現実でした。
そのような状況から完治したからこそ、自分にしかできないことをしたい。その子はそう思うようになりました。
それから、その子の夢は医師になることとなりました。自分は医師になり、患者に出す薬は、飲みやすい薬を処方してあげたい。
そのためには、薬剤師ではなく、医師でなければならない。だからこそ、勉強を頑張らないといけない。その強い意志を胸に現在、勉強に取り組んでいます。
3年生の単元からスタートし5年生の単元まで追いつけるように
NPO子ども未来のサポートを受け始めた時には、1桁+1桁の100マス計算であっても5分以上掛かっていました。
また、算数の勉強も小学5年生でしたが、復習の意味も込めて3年生の単元から戻って勉強し始めました。けれどもその甲斐もあって、NPOがサポートをしてから半年後には100マス計算も1分を切るほどのスピードが身に付き、また正確に解けるようになりました。そして、学校で学んでいる5年生の単元まで追いつくこともできました。
今では、100マス計算も2桁×1桁の計算もスムーズに正確にできるようになりました。また、学校の算数の授業のクラスもスピードの速いクラスに入ることもでき、時には友だちに算数を教えてあげることもできるようになったほどです。
勉強だけでなく生活の変化も
そして、最大の変化は、勉強だけではなく、家のお手伝いを積極的にしたり、予めテストがある日を把握して、事前に勉強してテストに臨んだりするようになってきました。
小さなキッカケが、大きな変化をもたらしてくれます。
その子自身の頑張りももちろんありますが、それを温かく見守ってくださっているお母さんのサポートがあってのことだと改めて感謝しております。